毎日新聞　２００６年　（平成１８年）　１０月１３日　（金曜日）　掲載 飯篠長威斎墓の県指定史跡取り消しを求めた記事

享保年間日夏繁高の「本朝武 芸小伝]での「飯篠山城守家直」 の記述は、本論がたったの四行 のみで前段の「記紀」の説明に その殆どを充てている。 詰まる所「よく解らない」が本音 であるが巻頭から左様な本音は 云えないからこのような記述に なったのだろう。 天保十四年源徳修翁の「撃剣 叢談」で「唯流の名の古く聞こえ たるは影の流に及ぶべからず、 影の流は異国にも傅わりし事、 松下見林が異称日本傅にも見 えて其のうち猿飛猿廻し等の図 も出たるなり、其他古き人の説を 以って考えふるに、剣術緒流の 原始は影の流として誤らざる べきや」と断言している。